乗馬ブーツの貴人
このサイトの、特にブーツのくだりが好きという人が連絡をくれました。何回かメールをやり取りしているうちに、「俺の乗馬ブーツのコレクションを見に来ませんか?」と誘ってくれました。
おびたたしい数のブーツを並べると、圧巻です。すべてが長い、普通より長いです。ブーツが林立している感じで、「ロングブーツの森」と表現したくなります。「ロングブーツの森」を背景にして写真を撮ってもらいました。
乗馬ブーツの威圧性もさることながら、俺が瞠目したのは、その持ち主の足です。細い、長い、綺麗、とそろっているのです。まさに普通より長い乗馬ブーツを履くためにある崇高な足です。
その人が長い足に乗馬ブーツを履いて、俺の前にいます。細く長い足が妖しく黒光りする乗馬ブーツを履いている。俺はその人を、崇高な存在だと思いました。乗馬ブーツを履いて他人を翻弄し、征服し、意のままに支配するために、乗馬ブーツが似合い過ぎる足を天から与えられたのだと直感しました。貴人だと思いました。
相手をイタブるための拍車がついている乗馬ブーツは特に威圧的です。貴人は、己が「気まぐれ」で、貴人に仕える下僕に苦痛を与えて悦に入る権限を持つのです。
「貴人に奉仕する下僕になりたい」俺はそう思いました。乗馬ブーツを履いた崇高な足にひれ伏して、貴人に支配されたい。俺の被征服欲は高まります。
貴人はそうした俺の心象風景を見透かすように、冷淡な笑いを浮かべると、乗馬ブーツを俺の太腿に置きます。そして支配を宣言するように、ブーツの踏む力を強めます。
下僕になり、支配される喜びが俺の体内を駆け抜けます。理性とか、人間性なんてものは、もうありません。俺は乗馬ブーツを履いて、その権力で俺を睥睨している崇高な貴人の忠実な下僕になれたことに至上の幸福を感じます。「こんな崇高な人に支配してもらえるんだ」土下座して貴人の乗馬ブーツを舐めて磨きました。貴人は黙って俺の奉仕を受けてくれました。年下の貴人が乗馬ブーツを履き、年上の俺の舐め奉仕を受けている・・・貴人は俺を賎しい存在として蔑んでいるようでした。
貴人は、俺を支配する仕上げとして、こんなにも長くて細い乗馬ブーツを履きこなせる威厳を俺に思い知らせるために、乗馬ブーツの前にひれ伏すように俺に命じます。俺は貴人の足元に土下座しなおします。俺の後頭部は、貴人の乗馬ブーツで踏まれます。威厳をしみこませるように長い時間、踏まれていました。
貴人の乗馬ブーツの威厳をきちんと習得した俺は、貴人からご褒美をいただきました。貴人はご褒美として、俺の顔を乗馬ブーツでグリグリと踏んでくれました。
貴人が帝王になった瞬間です。